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ケレン味あふれるブログを目指します。

チバユウスケさんのこと

チバさんが亡くなってから1か月と少しが経った。 いまだにいなくなった気がしないのは、 音源の歌声がひとつも変わらないからだと思う。 そもそも知り合いでもなんでもない、一方的なただのファン。 自分にとってチバさんという存在は、人間というよりも音楽…

アベフトシという「真実」。

少年の憧れほど、純粋なものはないと思う。 多感な思春期に刻まれた 「カッコいいとはなにか?」という定義は、 どれだけ年を重ねても変わることはない。 僕にとってそれは、アベフトシになる。 「カッコいい」とはつまりアベフトシであり、 カッコいい生き…

鈴木敏夫がわからない(その➁)

stereorynch.hatenadiar 鈴木敏夫を暴くキーワードは「虚無」である、その➁へ続く。 と偉そうにカミングスーンしたのが5か月前。 すぐ続きを書こうと思ったのだが、直後にこの本の発売が発表された。 「禅とジブリ」 〈「今」を生きなきゃ! ──スタジオジブリ…

ケイスケホンダとはなんだったのか。

ロシアでの日本のW杯は終わった。 そしてケイスケホンダのW杯も終わった。 (事実上の代表引退を表明) 日本は総括しなければならない、この男を。 ベルギー戦の総括よりも急を要する。 一体なんだったんだ、この人は。 W杯直前に放送された「プロフェッショ…

さあ、今こそ未来を手放そう。元WIRED日本版編集長・若林恵さんに撃ち抜かれた!

テック・IT関連の人たちと、そこにまつわる言説が苦手である。 テクノロジーの進化が僕らの生活を根底から変え、彼らが言うところの「来るべき未来」とやらがやってくる。その漂白されたような笑顔は、21世紀少年の「ともだち」の信者とカブる。 なんかこん…

世界滅亡のトリガーは「善にして義なる者たち」の歯ぎしりである。

「こんなの、芝生の上で ゴザ代わりにされて終わりでしょ」 あるデザイナーの発言である。 ずいぶん前の話だ。 とある地元の音楽フェスのために制作していたガイドブック。その制作も佳境に差し掛かり、あと一息、という所で飛び出した発言だった。 ニヒリズ…

「ねえ、ブスってどう思う?」から始まった重要な一日。

「ねえ、ブスってどう思う?」 そう聞いてきたのは、 けっこうなブスだった。 僕は突然の出来事にさすがにうろたえた。 「いやまあ、かわいそうだとは思いますけど・・・」 と当たり障りなく答えるのが精いっぱいだった。 「ブスって大変なんよ。いろいろ」 …

鈴木敏夫がわからない。(その①)

鈴木敏夫について考えたい。 おそらく、日本で1.2を争うほど有名なプロデューサーである(争っているのは秋元康)。 そして言うまでもなくスタジオジブリを主宰する人物であり、宮崎駿、高畑勲という世界レベルに気難しいおじいちゃんを手なずけ、映画史に…

「繋がる瞬間」のカタルシスに勝る娯楽はない。それを意図的に作り出すために世界史を学ぶ。

世界史を割と詳細に勉強している。 ここ3年ほどずっと、である。そんな僕を奥さんは不思議そうに見ている。 「なんで30過ぎて今さら世界史?」 なんでだっけ?確かに自分でも不思議だ。 楽しいから、という理由なのは間違いないが、何が楽しいんだろう。考…

抽象的思考の化物・松本人志の「甘口カレー事件」から学べること。

ガキの使いのフリートークに、 甘口カレー事件というのがある。 (概要) 松本人志の知人が「自分は甘口のカレーが好きだ」と言った。松本はそれは絶対に受け入れられないとする。カレーという料理自体の成立要件に「辛さ」が含まれており、その為「甘口のカ…

森博嗣「わからないものを、わからないまま持っておけるのが、表現者である。」

音楽家、漫画家、映画監督が好きだ。 学者や評論家も好きだ。 でもやっぱり創作する人たちの方が好きだ。好きというか、尊敬しているというか、なんでそんなことが出来るのか(やろうと思ったのか)という畏れも含んでいて、なかなか言葉にできない感情があ…

養老孟司「自分の壁」が、エヴァンゲリオンのA.T.フィールドの解説本だった件

エヴァンゲリオンに関して決して詳しい方ではないけど、ずっと長い間印象に残っている設定がある。 A.T.フィールドという概念だ。 「A.T.フィールド」とは ※ピクシブ百科事典より 知恵の実を手に入れた人類は個々という認識を持ち始め、自分の体をイチジ…

押井守が語る「順番に考えること」の重要性と、そのための「漢文」学習について。

押井守という人がいる。 作品はもちろん、歯に衣着せない、かつ独特の論理展開で本質をつく言説でも人気の映画監督である。そして圧倒的な犬好き。 押井守は著書 「コミュニケーションは、要らない」で こう断言する。 日本人は順番にものを考えられない。 …

宮崎駿による「カリオストロの城」企画書、その全文をご紹介。

一夜の惨劇。 以上。 企画は、ひと言。 作者: 石田章洋 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター 発売日: 2014/05/30 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る

「どちらとも言えない」は意見ではないという風潮について

憲法改正、TPP推進の可否、沖縄の基地問題、 なんでもいいんですが、賛成・反対の他に 「どちらともいえない」 という選択項目があります。 これは、白黒をはっきりしない日本人的な悪癖という意見もあれば、そもそも当該事項に関しての検討を充分に行ってい…

「言葉」という一神教について。

僕たちは日々、言葉を使い、言葉で思考する。嬉しい。悲しい。寂しい。 あんなことを言われて傷ついた。あの人のこんな言葉が嬉しかった。宝物にしよう。 言葉をツールではなく、霊的な何かが宿るもの(言霊)として僕らは信望している。 そこまでいかないと…

宮崎駿最新作「君たちはどう生きるか」は、戦時下を生きる子どもたちへの「明るい」メッセージになる気がする。

宮崎駿監督の最新作のタイトルが 「君たちはどう生きるか」に決定したとのこと。 有名な同名小説からとっているが、これをそのままアニメ化するわけではなく、物語の中で、この小説が重要な意味を持つ、ということらしい。 あまりにも有名な小説なので、読ん…

「熱狂させるクリエイティブ」の条件とは、矛盾の両立である。示唆りまくりの山崎洋一郎のコラムを読もう。

山崎洋一郎氏をご存じだろうか。 音楽誌「ロッキング・オン」および 「ロッキング・オン・ジャパン」の総編集長であり、 WEBサイト「RO69」の編集長も兼務する、 本人曰く「めっちゃ☆編集長」である。 つまりは、ロックジャーナリスト。 舌鋒するどくアーテ…

「現役最強」のマンガはハンターハンターである。理由はこの2つの「新しさ」で充分だ。というまとめ。

「現役最強」の 私が考える定義は以下の通りです。 現在連載中である。 見た事がない「新しさ」がある。 人気がある(コアとライト両方のユーザーがいる) ①の時点で「おい、既にちょっと違うんじゃないか」 と思ったアナタはH×Hファンですね? その通りです…

「日本礼賛番組」問題を、オアシスのノエル・ギャラガー御大に吹き飛ばしてもらおう。そして僕らは辺境人である。

「興味深い話やで‥。」 一読してそう思いました。コレ↓ bakazee.hatenablog.com いいテーマですよね。 僕も最近、気になっておりました。 是か非かの論争については、 コワ過ぎるので加わりませんが、 この手の番組でよくある、 外国の人に日本を褒めてもら…

画期的な「自信増幅システム」。“褒め合い同盟“のススメ。

Nさんという人がいます。 Nさんと僕は、 「褒め合い同盟」を結んでいます。 お互い、明言はしていません。 そこが重要です。 はっきりしてしまうと醒めてしまう、 盗撮モノのA〇のような同盟です。 褒め合い同盟について説明させてください。 【同盟の掟】 ①…

本田圭佑の狂気じみたポジティブメンタリズムが、ついに別銀河へ向かった話。

全国の本田圭佑ファンの皆さん、 (想定500万人)こんばんは。 僕も2010年の南アフリカW杯から 注目し始めたミーハーファンです。 (でももう6年経つんだ・・) その後、2014年ブラジルW杯に 至るまでの彼の言動・行動・ そして結果については、 本当にワク…

広報・PR担当者必見?マキシマム ザ ホルモンの亮君が仕掛けてきた「クセが強い」プロモーション手法まとめ。

「なんか面白い広告手法ないですかね」 「新しいキャンペーンを話題にしたいんです。」 「なんか消費者が驚くような」 「ネットで拡散されるような」 こういう話を聞くたびに、 僕はいつも マキシマム ザ ホルモンを思い出します。 亮君のこの顔↓↓とともに。…

「本質フェチ」の正論ボーイたちへ。松本人志と太田光の言葉に見る「想像力」という魔法の杖。

「それって結局、本質はさあー。」 どんな業種でも、会議で 一度は耳にしたことがあると思います。 みんな「本質」が好きですよね。 できるっぽいビジネスパーソンは特に。 こんな本も一時期話題になりました。 book-smart.jp 読んでないですが。 おそらく、…

【企画書 書き方】で検索して消耗しているあなたへ。騙されたと思ってコレでやってみてください。というまとめ。

「書けねえんだよ、 企画書がよぉ‥!」 「企画書 書き方」で検索すると それこそ山のように 情報が出てきますよね。 山のように出てくるということは 「そんなモノは存在しない」 と思っていいでしょう。 解決してしまうことに需要はありません。通販の健康…

これが噂のAIか‥。YouTubeが中学の友達みたいな件。「これ見てみろよ、お前絶対好きだから!」

YouTube、最近なんか凄くないですか? 何がすごいって、「あなたへのおすすめ」 一番上にくるアレです。 精度が上がってる気がするんです。 今まで見た動画の関連動画とか、 よく見るアーティストの新着動画 とかならわかるんです。 そりゃおすすめしてくる…

メタ視点の極致?千原ジュニア新番組にみる「1億総制作者時代」への突入。

こんな番組が始まるそうです。 natalie.mu 千原ジュニアさんは好きです。面白いもん。 ただ、若干批評的過ぎる所が、 ずっと気になっている部分ではありました。 この新番組について、こんな風に言っています。 僕の全面プロデュース企画として、視聴者を芸…

【スプーン入れろや・・・!】コンビニのアジア人スタッフにおける諸問題と、僕たちの「これから」。

事務所の近くにコンビニがある。 頻繁に行くため、 もうすっかり店員さんとも顔なじみだ。 おばさん、おじさん、お姉さん、お兄さん。 「お疲れ様です!」 「行ってらっしゃい!」 みたいな感じで、常連ならではの マニュアル一歩先の接客をしてくれる。 と…

トランプ大統領と内田樹さんが教えてくれる「コペルニクス的転回」について。

トランプ大統領が言います。 「中国はアメリカで儲かり過ぎホイ! 中国製品の関税を爆上げするホイ!」 ニュースやワイドショーの コメンテーターたちは口を揃えて言います。 「いやー、とんでもない事言いますなあ!」 「暴言ですなあ!」 僕は思う。 「ち…

婚活女子の教祖「東京タラレバ娘」の東村アキコ先生が語る「結婚するたったひとつの冴えたやり方」

東村アキコ先生がノリノリです。 結婚できないアラサー女子の悲哀を描いた 「東京タラレバ娘」がついににドラマ化。 世のアラサー未婚女子達の 「触れられたくないやわらかい場所」 にぶっ刺さりまくりのキラーワードが 全編を通して炸裂します。 ◆女子会批…