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ケレン味あふれるブログを目指します。

「日本礼賛番組」問題を、オアシスのノエル・ギャラガー御大に吹き飛ばしてもらおう。そして僕らは辺境人である。

日本礼賛番組 オアシス ノエル・ギャラガー 内田樹 日本辺境論

 「興味深い話やで‥。」

一読してそう思いました。コレ↓

bakazee.hatenablog.com

 

 

いいテーマですよね。

僕も最近、気になっておりました。

是か非かの論争については、

コワ過ぎるので加わりませんが、

この手の番組でよくある、

外国の人に日本を褒めてもらうという

アプローチを見ていて、

思い出したことがありました。

 

ノエル・ギャラガー「なんなんだ、お前らはw」

f:id:stereorynch:20170208201133p:plain

 

 説明不要の、世界的ロックバンド「OASIS

の(兄ちゃんの方)が、ノエル・ギャラガーです。

会話にFU〇Kが多過ぎることで有名。

 

日本のメディアのインタビューで、

こんな一幕がありました。 

 

― 日本でもオアシスはファンがたくさんいますが、日本のファンについての印象・感想を教えて下さい。

こんなことを聞いて来るのは、日本人だけなんだよね!  世界中で日本人だけが、相手がどういう印象を持っているかを聞いてくる。  アメリカ人もドイツ人もベルギー人もそんなこと気にもしないし、フランス人も、アイルランド人も、スペイン人も全く気にしない。 なぜか日本人だけが「私たち、日本人についてどう思いますか?」って聞いてくる!

 

 素直に答えろや!とも思うのですが、

このあたりがノエルらしくていいなあと。

さらにノエルは爆走します。

なんでそんな質問をするんだろう?! どうしてそんなに自分達に自信が持てないの?  大体、僕が日本人に対してどんな印象を持っていたとしても、そんなこと、たいしたことじゃないし、 気にする必要はないんだよ!

(インタビュー全文はこちらから) 

Music Special : Oasis

 

僕も、好きな外タレが日本のことを

好きだったら、素直に嬉しいです。

でも、その考えは非常に“日本人的“なものなんですね。

このインタビューを読んだ時に

初めて知りました。

「外国の人って、そうじゃないんだ‥。」って。

 

じゃあ僕たちの、この

「海外の人に日本を褒められて嬉しい気持ち」

どこから来るんでしょうか?

 

・戦後の自虐史観教育の反動?

・経済の衰退による自信の喪失?

 

そうなると比較的最近培われたものになりますよね。

それを考えようとした時、またまた思い出した。

 

日本人は「辺境民」である。by内田樹

 

f:id:stereorynch:20170208203143p:plain

 

 武道家であり、思想家である内田樹氏。

2009年頃の著書、「日本辺境論」に、

こんな記述があります。

 

日本辺境論 (新潮新書)

日本辺境論 (新潮新書)

 

 

 本書における私の主張は要約すると次のようなことになります。「日本人にも自尊心はあるけれど、その半目、ある種の文化的劣等感がつねにつきまとっている。それは、現に保有している文化水準の客観的な評価とは無関係に、なんとなく国民全体の心理を支配している、一種のかげのようなものだ。ほんとうの文化は、どこかほかのところでつくられるものであって、自分のところのは、なんとなくおとっているという意識である。おそらくこれは、はじめから自分自身を中心にして一つの文明を展開することができた民族と、その一大文明の辺境諸民族のひとつとしてスタートした民族とのちがいであろうと思う(梅棹忠雄「文明の生態史観」)」

 

最近でもなんでもなく、

古来より日本人は「辺境人のメンタリティ」

を持っているということです。

この辺境人のメンタリティの発露として

一番代表的なものが、

 

「中心」からの距離、比較でしか自らを定義できない(「○○に比べて日本(人)は~」ってやつです)。

 

この比較の対象となる

中心というのが、

古くは中華、現代では西欧ということだと思います。

 

他者や他者からの評価でしか、

自分を立ち位置を定義できない。

 

なんか

切ないけど

カワイイ

じゃないですか

 

強く言っておきたいのが、

この本はその「辺境人のメンタリティ」を

否定するものではないということです。

 

これがあるからこそ、

「謙虚さ」と「学び」が発動し、

類まれな速さでの近代化を成し遂げ、

また戦後の高度経済成長にも大きく

寄与したという側面もあると。

 

なんでもそうですが、

良い面もあれば、悪い面もある、

ということですよね。

 

でもどうやら、

この本を参考にする限りでは、

この性格、

変えられそうもない

 なと(笑)。

ずっと昔からそうなんだから。

 

なので、

礼賛番組で嬉しくなっちゃう

この性格を、真っ向から否定するのも、

けっこう無理があるかもしれませんね。

僕たちが、そもそもそうだとしたら。

 

でも、そうやってホルホルしてるのが、

外国の人にバレたら、

けっこう恥ずかしいなとは思います(笑)。

(もうバレてるのかな・・)

 

ノエルにはバレてるので、

最後に上記のインタビューの続きを・・・

 

(だからそんな質問意味ないよ)でも、正直な印象は、日本人はとても優しくて親切だと思っている。

 

ああ良かった!

(いち辺境人)